患者の安心は、あなたの優しさと確かな技術から

学校長 山本 一郎

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 姫路市医師会では、地域の保健・医療・福祉に貢献できる質の高い看護師を養成する目的で、平成17年4月に姫路市医師会看護専門学校を開校しました。当校の学生は地域30以上の病院や介護施設で実習授業を受けており、こうした多くの経験や情報は、やりがいや夢をかなえる卒業時の進路選択に役立っております。そして卒業生の多くは、当地域の保健・医療・福祉施設で幅広く活躍しております。

 少子高齢社会で地域包括ケアが進められる中、卒業生は最先端の救急医療現場だけでなく、診療所や介護福祉施設、在宅医療など多くの現場、地域の皆さまの身近な存在として患者を支えています。こうした現場で輝く看護師の姿を様々なメディアでみた方もたくさんいると思います。看護に対する熱意と学習意欲をもった学生の入学を期待しております。

 

最新の学習環境と充実した教育によって

「看護師になる」夢を叶えましょう

 副学校長代理 川渕 まゆみ

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 看護を実践するためには、知識と技術と態度の三つの要素が必要です。当校では、万能型看護実習モデルを用い臨地に限りなく近い状況で技術の修得ができるよう配慮するとともに、最新の多職種連携ハイブリッドシミュレーターやフィジカルアセスメントモデルを導入し、重点的にシミュレーション学習に取り組んでいます。

 授業においては、学生の判断力や思考力を効果的に育成するために、小集団による学生参加型学習を取り入れ、1年次生の段階から主体的に課題に取り組む授業形態になるよう努めています。同時に、教員は質の高い看護師育成に向けて日々自己研鑽を行っています。

 当校が実践する看護教育の目的は、地域の保健医療福祉活動に最前線で貢献できる人材を育成することです。皆さんの「看護師になる」夢を叶えるため一緒に歩みを進めていきましょう。

 

【 教育理念 】

 生命の尊厳と人間愛を基本に、科学的かつ倫理的に看護実践できるよう、その人に関心を持ち、よりそい、健康生活に向けてその人自身の成長や自己実現を助ける過程に必要な能力について教授し、将来ケアリング概念に基づいて地域社会の保健医療福祉に貢献できる看護師を育成する。

【 教育目的 】

 看護師として必要な基礎的知識・技術・態度を教授するとともに、その応用力と向上心を養い、自主自学の精神をもって地域の保健医療福祉活動に貢献できる人材を育成する。

【 教育目標 】

人間を身体的、精神的、社会的に統合された存在として幅広く理解する能力を養う。

環境との相互作用における人々の健康と生活を理解する能力を養う。

生命の尊厳と安全及び個人の価値観を尊重する態度を養う。

対象者に深い関心を持ち相互理解のもとに、対象者のニーズ充足に必要な基礎的能力を養う。

人々の健康上の課題を科学的根拠に基づき判断し、看護実践できる基礎的能力を養う。

保健医療福祉制度を総合的に理解し、チーム医療の実践及び人々の社会資源の活用について調整するための基礎的能力を養う。

変容する社会のヘルスニーズに関心を持ち、専門職業人として主体的学習態度や研究的態度を養う。

【 卒業時の到達目標 】

人間を身体的、精神的、社会的に統一体として理解できる。

健康生活を維持、増進するためのセルフケアの意味と価値について述べられる。

生命の尊厳と個の尊重という基本的権利を守る姿勢が身についている。

看護する姿勢としての看護倫理、科学性、エビデンス、医療安全をまもる姿勢を身につけている。

実践的判断能力を身につけ看護アセスメント、実施、評価ができる。

対象者の健康段階及び生活の場に応じて看護上の問題を解決できる基礎的能力を身につける。

対象者との相互関係のもとに、健康問題解決に向けて共に歩む姿勢が身についている。

保健医療福祉チームの一員として看護の役割を自覚し、他職種との連携・調整の必要性を理解する。

看護師としての責務を自覚し、看護チーム活動への参加ができる。

変容する社会ニーズに関心を持ち、グローバルに考えることができる。

最新知識、技術を自ら学び続ける基礎的能力を養う。

専門職業人として主体的学習態度を身につけ、看護の実践を科学的かつ研究的に探求するための態度を身につける。

【 姫路市医師会看護専門学校規程 】

学則

履修規程


姫路市医師会